三木市末広の泌尿器科,内科 田中クリニック

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夜尿症について

夜尿症のお話

ベッドで眠る女の子

乳児の時は誰もが尿意を告げることができず、オムツの中に排尿をしています。1歳を過ぎると少しずつ尿意がわかりだし、尿意を告げることができるようになってきます。昼間のオムツがはずれ、夜間のオムツもとれるようになっていきます。5歳を過ぎてもおねしょをすることを夜尿症といいます。

夜尿症は放置してもいずれはよくなる病気です。しかし、夜尿症のため学校行事に参加できなかったり、お子さまが夜尿のあることで自分に自信が持てなくなっていたりすることもあるようです。治療を行って、少しでも早く改善してあげることが必要ではないかと考えています。後に書くように夜尿症の原因は複雑で特効薬のようなものはありません。そのため、医療機関で指導、治療を受けることをご提案します。

夜尿症の原因は一つではありません。夜尿症児のご家族が「この子は寝ると、何をしても起きない」「起こしてトイレに行かせても、次の日には覚えていない」とよく言われます。原因の一つに睡眠の状態があると考えられます。睡眠が深いと、尿意で覚醒ができない。また、昼間は尿を正常にためる事ができても、深い睡眠になると昼間よりも少ない尿量で排尿してしまうようです。夜間多尿が原因となっている場合もあります。通常夜間尿量は200ml以下ですが、300ml、400mlといったお子さまもおられます。膀胱容量が小さいことが原因となっている方もおられます。昼間頻尿であったり、昼間も少しもらしてしまうお子さまは膀胱が小さい場合が多いようです。これらの原因がいくつか重なっている場合もあります。

夜尿症の診断は尿検査、超音波検査を行い、夜尿症以外に病気がないかを調べます。夜尿があるお子さまの中には、夜尿症以外の病気がみつかることがあります。問診、昼間の排尿記録、夜尿日記をつけてもらい、主な夜尿症の原因を突き止めます。

治療に関しては、まず、生活指導を行います。夜尿症治療の3原則は起こさず、怒らず、焦らずと言われています。それに加え、規則正しい生活(夜更かし、寝坊をしない)、塩分制限、昼間のおしっこ我慢訓練等を指導しています。生活指導で改善しない場合、小学生以上には薬物療法、アラーム療法を行います。夜間多尿の場合は、尿量を減らす鼻から薬を投与し、膀胱が小さい場合は膀胱容量を増やす飲み薬を投与します。睡眠の深い場合はアラーム療法を行います。パンツにセンサーを取り付け、寝ていただきます。センサーが尿を感知するとアラームが鳴ります。ブザーで目が覚めると、トイレに行って着替えてから、もう一度寝ていただくといった治療です。最初はアラームでも目が覚めなかったお子さまが、アラームで目が覚めたり、アラームの前に目が覚めたりします。夜間の膀胱容量が増大し、朝まで尿が持つようにもなる場合もあります。原則、起こしてはいけませんが、睡眠の深いお子さまの場合1~2カ月間はアラーム療法を行ってもらいます。
夜尿症の治療には、本人とご家族の「夜尿を頑張って改善しよう」という意欲が大事です。しかし、意欲があっても「夜尿症の相談、治療はどこに行ったらよいのかわからなかった」、行っても「病気ではないと言われた」、と言われる方が多くおられます。夜尿症でお困りの方は一度受診してください。